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東京藝大国際交流棟パブリックアート《hida-hida》を制作

12月15日に東京藝術大学上野キャンパス内に完成した国際交流棟(Hisao&Hiroko TAKI PLAZA)の外壁に、SEKISUI HOUSE – KUMA LABが設計製作を行ったインスタレーション《hidahida》が設置されました。 隈研吾建築都市設計事務所のデザイン監修による国際交流棟は、外壁がステンレスメッシュに覆われています。それを様々な作品の実験の場として活用する継続型プロジェクトとして「変化し続けるパブリックアート」が立ち上げられ、SEKISUI HOUSE – KUMA LABの作品を含む全7作品が設置されました。
hidahida》は、和紙素材の張り子で作られた一枚の長いリボンを襞状に折り曲げていくことでできる作品で、和紙に特殊な加工を行い強度と耐久性をもたせることによって、建築では通常用いない屋外で和紙素材を構造体として作る挑戦をしました。和紙特有の柔らかさによってかろうじて全体形状を保つ《hidahida》は、光や風を受け、和紙ならではのゆらぎを生み出します。

設計製作:隈研吾、平野利樹、安東慧、秋本寛太