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Marcela Aragüez “The Red Book”

Marcela Aragüez氏の新著『レッド・ブック(The Red Book)』に関するレクチャーを開催いたします。

本書は、大阪万博(Expo ’70)の象徴的中核であった「お祭り広場」の構想的基盤を築いた、知られざる1967年のレポートの初の英訳です。
このレポートは、建築家、アーティスト、エンジニア、コンピュータ科学者、音楽家、そして作家からなる類稀なチームによって生み出され、適応的な都市空間という根源的に新しいモデルを提唱しました。それは、大胆な実験精神に満ちた1960年代の日本を映し出すものです。伝統的な祭礼が空間的な戦略として再構想され、土地に根ざした文化的知がサイバネティクス、メディア理論、実験的パフォーマンスと交差した時代——その結実が、人間の主体性と技術的制御のあいだに揺れ動く、管理されながらも相互作用的な環境というヴィジョンでした。
Aragüezは、この見過ごされてきた資料を掘り起こすことで、大阪万博をめぐる支配的な物語に問いを投げかけ、戦後建築史の登場人物たちを大きく拡張します。応答的環境(レスポンシブ・エンバイロメント)や公共空間の未来をめぐる議論が再び高まる今、本書は、かつての未来がいかにして集合的に構想され、設計され、上演されたのかを、時宜にかなった刺激的な筆致で描き出します。

レクチャーの後には、ケン・タダシ・オオシマ氏を迎え、ディスカッションを行います。

 

Marcela Aragüez “The Red Book”

日時:2026年7月8日(水)19:00~20:15(開場18:45)
場所:HASEKO-KUMA HALL(東京大学本郷キャンパス工学部11号館1階)
言語:英語
事前登録不要
オンライン配信の予定はありません