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高輪ゲートウェイ 鉄骨ジョイント

高輪ゲートウェイ駅」(東京、2020)では19世紀以前の駅舎が持っていた「手作り感」の回復を試みて、折り紙のような複雑な形状をもつ膜屋根を多様な取り付け角度を可能とするカスタムメードの鋳鉄製の三手先ジョイストで下から支持した。
古い駅舎のあたたかくやさしい空間は、光を透過して人工照明を節約する大屋根と、それを支える鋳鉄の構造体の組み合わせが作ったものである。最新のテクノロジーを用いた光触媒コーティング膜と、古いレールを融かして再利用した鋳鉄のカップリングで、コミュニティの中心的存在であった駅舎の象徴的空間の復活を企てた。CNCカッターで切削したスタイロフォームでジョイントの形状のスタディをした。

制作年:2019
制作段階: 現場確認
検討箇所:四ッ又柱接続部
縮尺:1/2
素材:発泡ポリスチレンフォーム
プロジェクト:高輪ゲートウェイ駅
場所: 東京都港区
竣工年:2020
用途:駅
敷地面積:  11,561.35 ㎡
延床面積: 3,969.52 ㎡
構造:混構造
プロジェクトチーム: 横尾実、渡邉啓太、横井智行、鈴木公雄、神谷譲、寺澤剛、渡海寿子、*川西敦士、*中原海、*泉美菜子 *元所員
構造設計: JRED
施工: 大林組
クライアント: 東日本旅客鉄道株式会社