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細井美裕

サウンドアーティスト

1993年生まれ、慶應義塾大学卒業。マルチチャンネル音響をもちいたサウンドインスタレーションや、屋外インスタレーション、舞台公演、自身の声の多重録音を特徴とした作品制作を行う。これまでにNTT ICC無響室、YCAM、東京芸術劇場コンサートホール、愛知県芸術劇場、日本科学未来館、NHK、国際音響学会AES、羽田空港などで作品を発表。第23回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞受賞。

 


KUMA LABからの質問

Q1: SEKISUI HOUSE – KUMA LABとの関わりを教えてください。
A1: レクチャーシリーズ

Q2: 写真に写っているものを教えてください。
A2: 自宅の本棚の一部です。

Q3: 写真に写っている本の中で特筆すべきものがあれば教えてください。
A3: マイケル・フォーサイス『音楽のための建築―17世紀から現代にいたる建築家と音楽家と聴衆』(鹿島出版会、1990
赤瀬川源平『東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録』(PARCO出版、1994)
馬定延, 渡邉朋也『SEIKO MIKAMI』(NTT出版、2019)

Q4: 最近のご自身の関心を教えてください。(最新作やこれから楽しみにしている活動など)
A4: 音を設置する作品を制作するなかで、私が設置したいのは音で、本当はスピーカーも何も置きたくない!と定期的にムキになる、を繰り返した結果、それを叶えられるのは再生機器なしで音だけが存在する空間… つまり建物をつくることなのではないかと気づいてしまった。 ただそれだけの、ただそのためだけの空間をつくりたいです。

Q5: SEKISUI HOUSE – KUMA LABに期待することを教えてください。
A5: レクチャー時、物質としての建築だけでなく、例えばどのような音がどのような空間を想起させるかなど、イメージの中にある空間も建てていこうとする姿勢や思想を強く感じました。私は普段イメージの中で空間をつくり、音を鳴らすことで実世界に建てようとしていますが、音ではなく本当にその空間をつくるとしたらどんな可能性があるか、是非一緒に考えてみたいです。