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「Andrew Kovacs – From Chicago to Shodoshima」開催報告

2021年度春学期国際デザインスタジオにて指導を担当した、アンドリュー・コバックが来日し、ワークショップと講演会を開催しました。コバックのスタジオは「VERY BIG ART」というテーマのもと、建築とアートの境界を探る内容で、5名の修士学生がプロジェクトに取り組みました。

入国制限のため、スタジオはすべてリモートで実施されましたが、アンドリュー・コバックの来日が7月に実現し、コバックスタジオの学生プロジェクトの発表とコバックの講演を実施しました。

鮫島卓臣さんによるレポート「建築家の終わり、あるいは誕生」が、新建築オンラインにて掲載されています。

《開催概要》
日時:2022年7月24日15:00~17:00
15:00〜15:10   開会の言葉 隈研吾
15:10〜15:40   アンドリュー・コバック スタジオ学生発表
15:40〜16:40  アンドリュー・コバック 講演
16:40〜17:00  質疑応答
17:00                 閉会の言葉 隈研吾

場所:HASEKO – KUMA HALL(東京大学本郷キャンパス工学部11号館)およびZoom Webinar
言語:英語

アンドリュー・コバックは来日中にSEKISUI HOUSE – KUMA LABで学生と共に「集合住宅Ⅱ (ジョン・ソーン卿へのオマージュ)」の再組み立てを行いました。この作品は2017年にシカゴビエンナーレされた「シカゴ・モデル」であり、ビエンナーレ展示後の2018年から日本に輸送され保管されていました。今回、東大の学生と共にシカゴで展示されていたオリジナルの形に修復され、ジョン・ソーン卿の自邸、そしてその中の展示や蒐集品が持つ象徴的な部分や内部空間のスケールを読み替え、集合住宅として再解釈し再組み立てをしました。

現在、小豆島ハウスに移設され、瀬戸内国際芸術祭2022にて展示中です。